「釣り」と言っても、様々な種類があります。
これから釣りを始めようと思っているあなたのために、初めての方でも楽しめる海釣りのご紹介します。
どれも女性や小さいお子さんが一緒でも楽しめるものばかり厳選しました。
ぜひ、いろんな釣りに挑戦して、まずは釣りの楽しさを味わってみてください。
1.サビキ釣り
釣りをしたことがない初心者に一番オススメなのが、サビキ釣りです。
たくさん針がついた仕掛けで、小魚を釣っている人たちの姿を見たことがないでしょうか?
そう、それがサビキ釣りです。
とりあえず釣りをしてみたい!という方は、まずはサビキ釣りにチャレンジしてみることをおすすめします。
サビキ釣りは、主に堤防などの足元にいる小魚を狙う釣りです。
しかし、時に思いもよらぬ大物が釣れることも。
サビキ釣りは大人から子供まで楽しめる、とっても魅力的な釣りです。
釣り方も簡単。
カゴにエサを入れて足元に落とすだけ。
そのままじっとしばらく待ってみましょう。
魚たちがエサにつられて集まり、そして針にかかって釣ることができます。
釣れる魚:アジ、サバ、イワシ、マダイ、スズメダイ、メジナ、メバルなど
サビキ釣りの基本仕掛け
サビキ釣りの仕掛けにも色々ありますが、最も単純な仕掛けは図の「下カゴサビキ仕掛け」です。

数字が色々書いてありますが、今のところは気にしなくて大丈夫。
つまり、竿とリール、そして次の仕掛けさえあれば釣りができちゃいます!
とっても簡単でしょ?

1.仕掛けがシンプル
基本的なサビキの仕掛けは針と餌を入れるかごのみ。
足元に仕掛けを落とすだけで、魚がつれます。
中には初心者向けに仕掛けがセットになっているものもあります。
2.ボウズが少ない
ボウズとは、魚が一匹も釣れないこと。
せっかく釣りに行っても何も釣れなかったら残念ですよね。
その点、サビキ釣りは餌で魚たちをたくさん寄せるので、何かしらの魚が釣れる確率は高くなります。
3.女性や子供でも楽しめる
家族で、子どもたちと一緒に釣りを楽しみたいと思っているなら、サビキ釣りがおすすめです。
道具も高級なものは一切必要ありませんので、安いセット品からでも始められます。
そして沢山の魚を狙えるので、子どもたちも大喜び間違いなしです。
1.エサで手や服が汚れやすい
サビキ釣りには、「アミエビ」という小エビのエサを使います。
このアミエビを仕掛けのカゴに入れるのですが、このアミエビは少し臭いがあり、手も汚れやすいです。
手を拭くためにウェットティッシュやぞうきん等を準備しましょう。
また、最近は手に触れずにカゴに入れることができるチューブタイムのエサもあります。
手を汚したくないという方は是非活用しましょう。
2.それでも釣れない時もある
魚を簡単に釣ることができるサビキ釣りですが、それでも釣れない時もあります。
簡単と聞いてサビキ釣りにチャレンジして、何も釣れなかったらがっかりしますよね。
当然ですが、その場所に魚がいないと何も釣れません。
魚は回遊していたり、タイミングによっては餌を食べない時もあります。
こればっかりは自然が相手なので、ベテランの釣師でも読めない時もあります。
場所や日を変えたらたくさん釣れるときもあるものです。
もし何も釣れなくても、ぜひまたチャレンジするようにしてみてください。
ちょい投げ釣り
次に、初心者におすすめで、かつワクワク感のある楽しい釣りは、ちょい投げ釣りです。
その名前のとおり、仕掛けをちょいっと投げて、主に海の底にいる魚たちを狙います。
釣りの基本であるキャスト(仕掛けを投げること)の練習にもなりますし、多種多様な魚が釣れることも魅力のひとつ。
サビキ釣りに比べて仕掛けが少し複雑ですが、仕掛けセットになっているものもありますので、安心して始めることができます。
釣り方は、仕掛けを軽く投げて、海底をズルズルと引っ張ってくるようにゆっくりリールを巻くだけ。
魚の反応があると、コツコツと突く感触が伝わってくるでしょう。
特に合わせも必要なく、そのままリールを巻き続けるだけで魚を釣ることができます。
釣れる魚:キス、メゴチ、ハゼ、ベラ、カワハギ、クロダイ、メバル、カサゴなど
ちょい投げ釣りの基本仕掛け
投げ釣りのし掛けにも色々ありますが、「ちょいっと」投げる釣りであれば、仕掛けはシンプルでOK。

ちょい投げ釣りはサビキ釣りに比べると、ちょっと複雑に見えますか?
確かに、この仕掛を自分で一から作るとなると少し手間になります。
でも大丈夫!
サビキ仕掛けと同様に、すでにセットになっている仕掛けが市販されています。
ちょい投げ釣り仕掛けを使えば面倒な仕掛け作りをせずに、すぐに釣りが楽しめるのでおすすめです。

1.仕掛けがシンプル
ちょい投げ釣りのセット仕掛けを使えば、一瞬で釣りを始めることができます。
仕掛け自体もとてもシンプルです。
慣れてきたら、自分で天秤、おもり、針などの道具を揃えて仕掛けを自作してみましょう。
2.いろいろな魚が釣れるワクワク感
ちょい投げ釣りは、生きているエサを使うだけあって、魚の反応もよく、いろんな魚が釣れます。
キスやカレイ、メバルなど食べても美味しい魚が釣れるととっても嬉しいです。
しかし時に、毒を持った魚(アイゴ、ゴンズイ、フグなど)も釣れてしまうので、素手で触らないように注意しましょう。
3.釣りの基本であるキャストの練習になる
釣りの基本動作の一つに、仕掛けを遠くまで投げるキャストがあります。
ルアー釣りや投げサビキ釣り、カゴ釣りなどあらゆる釣りで必要な技術です。
なれないと難しいキャストですが、ちょい投げ釣りをしながら練習してみましょう。
習得すれば、どんな釣りにも役立てることができます。
1.虫エサが苦手の人にはきつい
一番釣れるのは、やはり生きている虫エサです。
でも、このエサを触ることができないという方、特に子供や女性の方は多いものです。
釣りを存分に楽しむなら、ぜひ頑張ってこの苦手を克服してほしいと思います。
どうしても無理!という方は、エサに似た形のワームがありますので、それを使ってみましょう。
2.根掛かりが多い
投げ釣りは、主に底に仕掛けを落として、ズルズルと海底を引っ張ってくる釣りです。
海底には岩や藻がたくさんあるので、針や仕掛けが引っかかって根掛かりしてしまうことがあります。
少し移動して違う方向から引っ張ったり、糸をピンと張って緩めることを繰り返したりして取れることもありますが、どうしても無理ということもあります。
それで、ある程度仕掛けをロストする可能性があることを考えて、いくつか仕掛けを余分に準備しておくようにすると安心です。
穴釣り
最後に紹介するのは、穴釣りです。あまり聞いたことがない方もいるかも知れません。
穴釣りはテトラポットの隙間などに仕掛けを落として、影に潜んでいる魚を狙う釣りです。
サビキや投げ釣りで魚が釣れない…というときでも、狙う人も少ないせいか、穴釣りは意外と魚の反応が良いということも多いです。
釣り方もとってもシンプルで、仕掛けにサバの切り身などのエサを付けて、そっと落とすだけ。
テトラポットの隙間や、底が深ければ海底まで仕掛けを落としてちょいちょいと誘ってみましょう。
物陰にいる魚がパクっと食いついてきます。
ただし、テトラポットに乗るときは、滑って落ちてしまうことの無いように十分注意しましょう。
釣れる魚:メバル、カサゴ、キジハタ、ソイ、アイナメ、ベラ、アナゴ、ウナギなど
穴釣りの基本仕掛け
穴釣りの仕掛けはとってもシンプル。
糸にぶらくりという仕掛けをつなげるだけでOK。

「ブラクリ」とは、重りと針がつながっている仕掛けで、多くは赤い塗料が塗ってあります。
もちろん簡単に自作することもできますが、市販品が安く手に入るため、数セット買っておくことをおすすめします。
そして穴釣りに仕えるエサですが、あらゆるものが使えます。
ゴカイなどの生き餌はもちろん、釣具店で購入できるエビやイカ、サバの切り身なども使えます。
また、スーパーで買った賞味期限が切れてしまった魚の切り身なども活用できます。
冷蔵庫の中で古くなって食べられない食材も利用して、美味しい魚をゲットできる効率的な釣りなんです。

1.仕掛けがシンプル
穴釣りの魅力も、仕掛けがシンプルなこと。
女性や子供でも簡単に作ることができるでしょう。糸に仕掛けをつなぐだけですから。
慣れたら仕掛けも自作してみると面白いでしょう。
2.ワクワク感と強い引きが楽しめる
穴釣りは魚がいそうなところにそっと仕掛けを落とす釣り。
まるで宝探しのようなワクワク感があります。
そして、穴釣りの主なターゲットは根魚と言われる魚たちで、強い引きを楽しむことができます。
3.エサが幅広い
穴釣りで仕えるエサは実に幅広いといえます。
生きているエサだけでなく、切り身、ワームなどの使用することができます。
そして傷んだ食材を利用して、釣りを楽しむことも可能。SDGsの精神にもつながると言えるでしょう。
調味料などを自分で調整し、最も「釣れる」エサを自分で考案することも楽しみの一つでしょう。
1.足場が悪い場合は特に要注意
穴釣りの主な釣り場はテトラポッドやゴロタ場などです。
堤防に隣接している場合は堤防から仕掛けを落として釣りを楽しむことができます。
しかし場合によってはテトラポッドに乗って釣りをすることもあるかもしれません。
もし足を滑らせてしまい落ちてしまうと大怪我、また命の危険すらありますので要注意です。
必ずライフジャケットを着用し、滑りにくい靴を履きましょう。
さらに一人で釣りをするのではなく、数人で行うことも重要です。
2.根掛かりや仕掛けのロストが多い
穴釣りは岩場で行うことが多いため、どうしても根掛かりが頻発します。
さらに針にかかった魚が穴の奥の方へ逃げてしまい、なかなか引っ張り出すことができず糸が切れてしまうということもしばしば。
ブラクリの仕掛けを少し多めに用意しておくと安心です。
いかがでしょうか?
今回は、数ある釣りの中でも、初めての人でも楽しめる釣りを3種類ご紹介しました。
サビキ釣り、ちょい投げ釣り、穴釣りはボウズになる確率が極めて低い釣りです。
つまり、何らかの魚に出会うことができる可能性が高い釣りです。
せっかく釣りに行っても、何も釣れなかったら楽しくないですよね?
それで、何かしら魚を釣ることができる釣りをご紹介しました。
釣りには数多くの釣りの種類があります。
釣りの楽しさがわかり始めたら、ぜひその他の釣りにも挑戦してみてください!
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